母と楽しく介護生活

楽しく介護生活を

在宅介護で思うこと

10月20日(金)

朝ネットを見ていたら、在宅介護をしている40代の女性が80代の母親の介護で経済的に追い詰められて、できることなら母親を置いて自分が消えてなくなりたいという記事が目に留まりました。

認知症の母の世話で排泄介助の大変さを訴えていた。自分でトイレに行くことができるため、自分が外出中にトイレに行くことを忘れて、床にしてしまい、しかもゆるかったりしてまき散らしてしまい、その後始末の大変さで施設にゆだねることも考えるが、ケアマネに相談したが、経済的に無理だと断念したと言っていました。

その記事によれば、生活は母の年金と姉からの仕送りで切り盛りしているみたいですが、それでは到底満足のいく介護は難しいはずです。

私の思ったところですが、厳しいようですが、この女性は自分の母親を在宅介護するうえでの覚悟が足りないように思えます。

もちろん介護する側の健康状態や年齢、経済的基盤などなど状況は各自異なりますが、でも在宅介護を始めた以上、母親への愛情を注ぎこまなくては、母にとって気後の良い介護ではないはずです。

自分の感情の前に、母がどのように感じるかを第一に感じてあげるのが在宅介護の最大の良い点だと思っています。

経済的に不安なら、許せる範囲で働かなくてはなりません。何もかも自分で背負い込むことはできないにしても、少しは稼がなくては。

それによって、選択肢が広がる可能性があるので、そうしてもらえれば。

とりとめのない話になりましたが、在宅介護をしていておもうことは、一生懸命に介護をする人にたいして、もう少し経済的支援をしてください、と思います。

経済的に不安があると、楽しい在宅介護はできないですよ。

これから、施設職員だって、どんどん減っていく時代が来ます。みんなが施設に入れるわけでもなく、また良いサービスをその施設で受けられる保証なんか(厳しいようですが)ありません。

これからますます在宅介護の必要性が増してきます。

楽しい在宅介護生活を送れるような経済的支援が絶対必要です。

経済的な不安がなければ、私ならもっともっと母の気に入るような介護ができると思っています。

やはり、近くにいてほしいのは施設職員ではなく、家族のはず、これは間違いないと思います。

これに気が付いてかつ積極的に動いてくれる政治家が現れることを願います。